2017年6月11日日曜日

Basic Analysis (Jiri Lebl) 18日目 微積分学の基本定理

CC BY-NC-SA 3.0

Chapter 5 The Riemann Integral

5.3 Fundamental theorem of calculus

5.3.1 First form of the Theorem

Theorem 5.3.1

が連続で,上微分可能とする.で,であれば,

proof.

の分割とする.において平均値の定理より

をみたすがある.積分の定義で使った記法をまた使うと,

が成立しており,足し合わせて

が成立する.以外は打ち消し合って,となる.したがって,

が任意の分割に成立する.左辺の, 右辺のは存在してから,その値は等しい.
以上よりたしかにが成立する.

5.3.2 Second form of the Theorem

Theorem 5.3.3

であるとき,

とすれば上連続であり,で連続ならで微分可能で
proof.

は有界だからなるがある. ならば

よっては連続.
が連続とする.したがって

よってならば

のときは逆の不等式が成立する.したがってなら

ここで

だから,

は任意だから,たしかに.

Remark 5.3.4

Theorem 5.3.3と同じ条件で,としたとき,

proof

Theorem 5.3.3の証明において,と書き換えればそのまま成り立つから成立.

5.3.3 Change of variables

Theorem 5.3.5 (Change of varibales)
は微分可能で導関数は連続とする.で,が連続なら,

proof. 略

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