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7.1 Linear Transformation and Matrices
7.1.1 Basis Notation
任意の行列もまたベクトル空間を成すから,ある縦ベクトルで表現したり,の元を標準基底でない基底によって表現したいときがある. これを実現するのがbasis notation.
基底を選んで,それぞれの係数を与えれば,
(行列の積)によっての任意の元を表現できる.を固定すれば,の次元と同じ次元の縦ベクトルでもとのベクトル空間の元を表現できる.
Example 77 (A basis for a hyperplane)
という超平面を考える.基底
を選ぶ.
の元はを選んでで表現できるから,を標準基底とすると
基底で表現されたベクトルを別の基底のベクトルに変換することは,線形連立方程式を解くことに等しい.
Example 78 (Pauli Matrices)
の基底は,
とすれば,で与えられる.
をで表現する.とすると,
したがって,
7.1.2 From LInear Operators to Matrices
を表現する行列は,の基底のとり方によって異なる.
の基底を,の基底をとすると,
を満たす係数があって,
が成立する.
Example 80
と基底を定めると
から,に対する微分演算子の行列表現は
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