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Chapter 4. The Derivative
4.1 The derivative
4.1.1 Definition and basics properties
Definition 4.1.1
:区間, について,
が存在するとき,はで微分可能であり,をのにおける微分係数といい,と書く.
で微分可能なとき,単には微分可能という.
Proposition 4.1.4
がで微分可能なら,で連続.
proof.
が存在することがわかっているから,の極限は
したがってすなわちはで連続.
Proposition 4.1.5
がで微分可能なとき,
(i) に, はで微分可能.
(ii) はで微分可能.
proof. 略
Proposition 4.1.6 (Product rule)
4.1.5と同じ条件のもとで,
とすると,はで微分可能で,が成立する.
proof.
両辺でをととると,が存在するから示せた.
Proposition 4.1.7 (Quotient rule)
4.1.6の条件かつのとき,とすると,
proof. 略
4.1.2 Chain rule
Proposition 4.1.8 (Chain rule)
は区間で,がで微分可能で,がで微分可能で,とするとき,はで微分可能であって,
が成立する.
proof. 略
4.1.3 Exercises
Exercise 4.1.11
が有界で,はで微分可能であり,とする.がで微分可能であると示せ.
であるが,(でもよい)とすると,右辺第一項で
から,この項はでに収束する.
一方,右辺第二項で,からこの項は常に0
よってはで微分可能で,微分係数は.
Exercise 4.1.12
について,でが成り立ち,はで微分可能で,とする.さらにならばもで微分可能でであることを示せ.
について,の大小関係から,
が常に成立する(を使った)
一番左の項と一番右の項がで同じ値に収束するから,真ん中の項も同じ値に収束する.よって示せた(数列のはさみうちの原理(squeeze lemma)はやったけど関数の極限のはさみうちの原理はやってない気がする).
4.2 Mean value theorem
4.2.1 Relative minima and maxima
Definition 4.2..1
がで極大値をとる
ならばとなるようなが存在する.
極小値も動揺に定義される.
Theorem 4.2.2
がで微分可能でで極小となるとき,
proof.
であるが,では極小だから,分子は常に非負.一方分母はの周辺で符号を変えうるから,.極大のときも同様.
微分可能なで,となるをcritical pointという.一方,定義域に微分不可能な点を含む関数について,で微分不可能なときにもはcritical pointであるという.この定理は,閉区間上で定義された関数がで極値をとるなら,はのcritical pointであると主張している.
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