2017年6月17日土曜日

The Rust Programming Language 2nd 1日目 Introduction

https://doc.rust-lang.org/book/second-edition/
Apache License Version 2.0

1. Introduction

1.2 Hello, World!

Creating a Project with Cargo

シェル上で

cargo new hello_cargo --bin

を実行して,カレントディレクトリ以下に”hello_cargo”プロジェクトのディレクトリが作成されて,その中には必要なファイルのテンプレートが入っている.”–bin”によってライブラリでなく実行ファイルを作成することを明示している.

hello_cargo/
 ├ cargo.toml : プロジェクトの情報を書く
 └ src/       : ソースコードを置くディレクトリ
   └ main.rs : ソースコードの拡張子はrs

cargo.tomlにはプロジェクトの情報を書く.

[package]
name = "hello_cargo"
version = "0.1.0"
authors = ["Your Name <you@example.com>"]

[dependencies]

[package]欄にはプログラムの名前と著者の情報を書く.
[dependencies]欄には,このプログラムが使用するcrate(他の言語でいうライブラリ)の名前を書く.ここに書かれたcrateをcargoがダウンロードしてきて,ビルド時にリンクしてくれる.

Building and Running a Cargo Project

cargo build

によってhello_cargo直下にtargetディレクトリ以下が作られ,ビルドされた実行ファイルはtarget/debug/hello_cargo である.

cargo run 

によって,ビルドしたら直ちに実行してくれる.ソースコードに変更がない場合,ビルドをやり直すことはせず,以前つくった実行ファイルをまた実行する.

Building for Release

“cargo build”でビルドされた実行ファイルはデバッグ用の機能が埋め込まれ,最適化もされていない.”cargo build –release”によって,最適化が行われた実行ファイルが”target/release”に作成される.

Basic Analysis (Jiri Lebl) 22日目 極限と積分の順序交換

CC BY-NC-SA 3.0

6.2 INterchange of limits

6.2.1 Continuity of the limit

Theorem 6.2.2

が連続関数の列で,に一様収束するとき,は連続.
proof. 略

6.2.2 Integral of the limit

Theorem 6.2.4

で,に一様収束するとき,で,.
proof.

を固定する.に一様収束するから,なるがある.
このときであって,の有界性よりも有界.

が成立する.((1): Exercise 5.2.16, (2): のリーマン可積性)
は任意だから,のダルブー上下積分は一致し,リーマン可積分.
さらに,Prop 5.1.10から,

より,がたしかに成立.

Example 6.2.5


を計算する.


より,に一様収束する.
.

Example 6.2.6

リーマン可積分関数列の各点収束極限がリーマン可積分でない例

とすると,

上で各点収束する.
これはリーマン可積分でない.

6.2.3 Exercises

Definition

を2次元数列とする.がこの数列のjoint limitである

このときと書く.

Exercise 6.2.13

とする.任意のを固定したしたときが存在し,を固定したときも同様のことが言えるとする.このときを示せ.
答案.

とする.

が常に成立する.
を固定する.joint limitの存在よりなるが存在する.
から,十分大きな.
以上より.
したがっての極限は等しく,.
同様に.
以上により示せた.

Exercise 6.2.14

joint limitの存在は,の存在を保証しない.

とする.
(a)が存在しないこと, が存在しないことを示せ.(したがっては意味を持たない)
(b) joint limitはであることを示せ.
答案.

(a)
を固定するとき,についてであって,とともに振動して収束しない.よっては存在しない.もう一方も同様.
(b)
とする.とすると,.よって示せた.

6.3 Picard’s Theorem

これまでに学んだすべてを使ってPicard’s theoremを証明する.ある常微分方程式のクラスの解の存在と一意性を与える定理であり,応用上も重要.wikipediaにあるピカールの定理とは違う定理で,Picard–Lindelöf theorem,Picard’s existence theorem or Cauchy–Lipschitz theoremとか呼ばれることもある.

6.3.1 First order ordinary differential equation

という形の微分方程式を1階上微分方程式という.ふつう初期値を予め与えて,その条件のもとで解く.のみの関数なら,微積分学の基本定理を使えば良いが,そうでないときは解が存在するとは限らない(存在すれば一意).

6.3.2 The Theorem

Definition 6.3.1

を定義域とするを考える.が連続
に収束する任意の列について,.
で連続なら,で連続という.

Theorem 6.3.2 (Picard’s theorem on existence and uniqueness)

を有界閉区間とする.の内部,とする.は連像で,2つめの引数についてリプシッツ連続とする.すなわち

このとき,あると,で微分可能なで,をみたすがただ一つ存在する.

sketch.

条件を満たすが存在すると仮定すると,と初期値を与えると微積分学の基本定理から

が成立する.右辺を近似して,極限で右辺の解に収束するような関数列を考える.この手法をPicard iterationといい, をPicard iteratesという.

proof.

として一般性を失わない(Exercise 6.3.3).なるが存在する.なるを一つ取る.とすると,.
から帰納的にを定める.
であるとき,できちんと定義された関数であって(Exercise 6.3.2),で連続ならもまたで連続(Exercise 6.3.1).

が存在して,はまた微積分学の基本定理よりで連続である.

だから,のrangeはの部分集合.
こうしてを構成していく.が題意を満たすに収束することを示す.
である関数に一様収束することを示す.に,

が任意のに成立し,だから,

であって,とすれば
として,が成立し,
.
だからがuniform Cauchyで,であるに一様収束する(このようなは一意).
は連続関数の一様収束極限だから,連続であり,から,.
がたしかに与えられた方程式の解であることを示す.

で,から,に一様収束する.
したがってで,

である.
微積分学の基本定理から,は微分可能で導関数は.また.

6.3.4 Exercises

Exercise 6.3.1

を区間とする.が2変数の連続関数で,が連続なら,上連続と示せ.
答案.

での連続性を示す.
に収束するを任意にとる.の連続性からに収束する.
に収束するに含まれる数列であって,の連続性から任意の
なるがある.
これはでの連続性と同値.

Exercise 6.3.2

は有界な閉区間とする.が連続なら,は有界であると示せ.
答案.

非有界であるとして矛盾を導く.
を満たすようなが存在する.Bolzano-Weierstrassの定理(多次元)から,収束する部分列がある.その極限をとすると,は有限値.一方は発散する.これはの連続性に反する.背理法によって示せた.

Basic Analysis (Jiri Lebl) 21日目 関数列の収束

CC BY-NC-SA 3.0

大概の本ではこの章の議論は数列の議論の直後にやる一方,関数のノルム収束は扱われないことが多い.

Chapter 6. Sequences and Functions

この章ではとする.

6.1 Pointwise and uniform convergence

6.1.1 Pointwise convergence

Definition 6.1.1. (各点収束)

にpointwise converge(各点収束)する

つまり、各を固定したとき、数列に収束するということ.

Example 6.1.4

とする.これは以外のすべての点でいかなる関数にも各点収束しない.
proof.

において,が常に成立するので,に収束する.
それ以外の点でいかなるをとっても,で,を満たすが存在する.
このとき,が成立する.よってはコーシー列でないので,収束しない.

6.1.2 Uniform convergence (一様収束)

Definition 6.1.6

に一様収束する

Proposition 6.1.7

に一様収束するとき,に各点収束する.
proof.

定義より明らか.

Example 6.1.8

で各点収束するが一様収束しない.
proof.


に各点収束するのは明らか.
一方,あるに一様収束すると仮定する.とすると,で,
となるによらず存在する.
両辺でをとると,
なるがあって、 である. とするととなり,矛盾.背理法によってが一様収束しないと示せた.

6.1.3 Convergence in uniform norm

有界関数にある実数(uniform norm)を与える.uniform normは恒等関数0からのその関数の距離を表している(多くの本ではノルムのことを長さの一般化としているが,原点からの距離と長さを同一視するのは自然かも).関数列から関数のノルムの実数列を作って,収束性を議論する.

Definition 6.1.9

有界なのuniform norm(sup norm, infinity norm)を

と定める.

Proposition 6.1.10

に一様収束する


proof.

()
が成立する.
ここでの性質よりが常に成立するから,がたしかに成立.
()
から明らか.

Example 6.1.11

とする.

よってに一様収束する.

Definition 6.1.12

は有界な関数列とする.この関数列が”Cauchy in the uniform norm” or “uniformly Cauchy”である

Proposition 6.1.13

は有界関数の列とする.がCauchy in the uniform normである

proof. 略

6.1.4 Exercises

Exercise 6.1.9

のそれぞれの関数が単調増加とする.
なら,に一様収束すると示せ.
答案.


よって示せた

Exercise 6.1.10

について,をみたす各要素が異なる数列が存在するとき,以下の命題の真偽を調べよ
(a) 0に各点収束するようながある
(b) 0に一様収束するようながある
答案.

(a)

とすると,任意のについて,
またでは常に.よってに各点収束していて,命題(a)は真.
(b)

が必ず成り立つから,命題(b)は偽.

Exercise 6.1.11

連続関数を固定し,

とする.まずが連続であると示し,さらにを定義域とする

としたとき,に一様収束することを示せ.
答案.

の連続性は明らかである.
について,が十分大きければであって, だから,となる.
であれば,

の連続性から,に,なるがある.

したがって,ならば.
x=b の場合も同様にならばが言える.
以上より,任意のに,ならばなるが存在する.
よって確かにに一様収束する.

2017年6月15日木曜日

Basic Analysis (Jiri Lebl) 20日目 Cauchyの主値

CC BY-NC-SA 3.0

Cauchy principal value (Cauchyの主値)

のような,普通には広義積分が収束しない場合にも与えられることがある値.

Definition

について,なる任意のと任意のに,でリーマン可積分であるとき,

が収束するとき,これをCauchyの主値という.

Exercise 5.5.13

(a) を計算せよ
(b) が,(a)と異なることを示せ.
(c) ならば,を示せ
(d) を特異点に持ち,が存在するが,が存在しないようなを見つけろ
(e) が連続とする.が存在することを示せ

答案.

(a)
(b)

確かに(a)で得られた値と異なっている.
(c)
特異点として,任意のにおいては可積分で,

が常に成立するから.定積分と主値積分は等しい.
(d)
(a)で与えられたが求める条件を満たしている.
(e)
特異点は明らかにのみ.またで連続だから,任意のに,でリーマン可積分である.微積分の基本定理(Second form)より,があって,で連続だから
が存在することを言えば良い.


ビーンもうダメ

Exercise 5.5.14

は連続で,あるがあって以外の点はで常に0の値を取る.
(a)

で定義されていることを示せ.
(b)
ならば,

を示せ.
答案.

(a)
ならばだから,積分区間をとそれ以下,それ以上の3つに区切れば,常に以外の区間での積分はとなり,

2017年6月14日水曜日

Linear Algebra (D. Cherney et al.) 7日目

CC BY-NC-SA 3.0

7.3 Properties of Matrices

線形関数が行列(と基底)によって表現できることがわかった.行列の性質を知ることで線形関数の理解を深めることができる.

Definition

行列は実数あるいは複素数を

と並べたもの.成分と呼ぶことにする.
の第行といい,
の第列という.

のような行列を特に縦ベクトルとよび,

のような行列を特に横ベクトルと呼ぶ.

Example 82

gif画像形式ファイルは,各要素がピクセルの色を表現する行列.

Example 83

グラフを行列で表現する.グラフとは,頂点(vertice)の集合と,頂点を結ぶ辺(edge)の集合のこと..と,頂点を自然数で表すとき,頂点から出てを終点とする辺の本数を成分とする行列を作れば,行列でグラフを表現できる.このようにしてグラフを表現する行列を隣接行列(adjacency matrix)という.

行列の集合をと書く.

(和書洋書をいくつか見てもこうした記法は見られないので,以後,成分を, 行列の集合をと書くことにする.)

Definition 行列の積

があるとき,の積を定義できる.
とすると,

横ベクトルと縦ベクトル があるとき,積
と,横ベクトルと縦ベクトルを表すと,

が成立する.また,があってと縦ベクトルでかいて,とすると,

Theorem 7.3.1

行列と縦ベクトルがあるとき,なら,のすべての行とは直交する.

Remark

の列たちのなすベクトル空間をの列空間といい,行たちのなすベクトル空間をの行空間という.

7.3.1 Associativity and Non-Commutativity

行列について,積が定義できるなら
一方では一般には成り立たない.

7.3.2 Block Matrices


があるとき,

として,と書ける.
と書けて,が定義できていれば,

が成立する.このように行列を小さな行列を要素とする行列(blocks)に分割して行列の積を計算したりできる.

7.3.3 The Algebra of Square Matrices

正方行列にはべき乗が自然に定義できて,のような多項式に自然に代入できる.

7.3.4 Trace

Definition

traceは,その対角成分の和.すなわち

Theorem 7.3.3

traceは交代的.つまり

7.5 Inverse matrix

Definition

が可逆(正則,非特異)である

の部分集合で,可逆な行列の集合を一般線形群といい,と書く.

7.5.1 Three Properties of the Inverse

7.5.2 Finding Inverses (Redux)

大規模な行列の逆行列を求めるに当たって効率の良いアルゴリズム.
とし,という線形連立方程式を解く.
が存在するから,となって,解は一つに定まる.
となるように縦ベクトルを定め,とすると,

が成立する.
よって,という連立方程式を解けば良い.拡大係数行列は

という形で,基本変形を繰り返して

という形にしたとき,に等しい.

7.5.3 Linear Systems and Inversees

が存在するとき,

7.5.4 Homogeneous Systems

Theorem 7.5.1

正方行列が可逆以外の解をもたない
proof.

()
に左からをかけて,
()
仮定より,は基本変形によって単位行列に変形できる.このとき7.5.2の方法でを計算できる.

Basic Analysis (Jiri Lebl) 19日目 広義積分

CC BY-NC-SA 3.0

Chapter 5. The Riemann Integral

5.5 Improper integrals (広義積分)

定積分の積分区間を動かしたときの極限実数すべてでの定積分を計算したいときや,ある点で発散する関数の,その点を端とした開区間での定積分を計算したいときに使う.

Definition 5.5.1

は(非有界でも良い)関数とする.
任意のについて,がリーマン可積分(有界)で

の右辺が存在するとき,における広義積分と定める.
また,について,任意のがリーマン可積分で,

の右辺が存在するとき,における広義積分と定める.

Proposition 5.5.2 (p-test for integrals)


においてに収束し,において発散する.また,

においてに収束し,において発散する.
proof. 略

Proposition 5.5.3

が任意のについて上可積分なとき,また任意のをとって,が収束する が収束する.
またこのとき,

proof. 略

Proposition 5.5.4

が常に非負で,任意の上可積分とする.このとき
(i)

(ii)
なる列とすると,が収束する が存在する.
またこのとき

proof.
(i)

は非負だから,について単調増加する.右辺が発散するとき,任意のなるがある.は単調増加するからよっては発散する.
また,(i)の右辺がに収束するときを考える.任意のに,とできるがあって,は増加するから,が成立する.したがってに収束する.

(ii)

は明らかである.一方,仮定のもとで,任意のに,なるがある.は増加するから, ならば

が成立する.さらにから,任意の#x#になるがあって,

したがってならば

Proposition 5.5.5 (Comparison test for improper integrals)

なる任意の上リーマン可積分で,常にならば
(i) が収束するならも収束し,
(ii) が発散するならも発散する
proof. 略

Example 5.5.6


は収束する
proof.


から示せた.

Example 5.5.7


ここで,

広義積分をこうして和の形にして計算するには,すべての項が確かに収束することを確かめなければならない.

Definition 5.5.8

なる任意のでリーマン可積分なとき,

によってでの広義積分を定義する.
同様に,が任意の区間でリーマン可積分なとき

で実数全体の広義積分を定義する.

Proposition 5.5.10

が任意の区間で広義積分可能とする.このとき

とくにこのとき広義積分の値は

に等しい.

proof.

としてよい.左辺が収束すると仮定すると,

右辺が収束すると仮定したときも動揺に左辺が収束すると言える.さらに,

から,積分値の簡単な求め方もわかる.

Example 5.5.11


とすると,

が成立する.のとき,各項は発散するので広義積分は発散する.
一方,で,収束する.
このように,積分区間を区切って積分するときは,区切られた積分が収束するか確かめなければならないのは,Example 5.5.7と同じ.

Example 5.5.12


を(非正規化)sinc関数という.
enter image description here
figure 1. sincのグラフ


であることを示す.
まず,

の収束を示す.




が成立するが,微積分学の基本定理から

さらに,

であって,左辺を足して,

を任意にとってなる最大のを選べば,

だから,

とともに増加するので,でこの項はに収束する.
さらに,

この級数は収束するから,

が示せた.


は,

を考えればよい.

Definition

が収束するとき,は絶対収束するという.

Theorem

絶対収束する関数の広義積分は(Riemann積分の範囲では)収束する.
proof.

での広義積分を考える.
が収束する
(Caucy)

ここで,から,も収束する.

5.5.1 Integral test for series

Proposition 5.5.13

が単調減少する非負関数で,としたとき,

またこのとき

proof. 略

Example 5.5.14

が収束して,その極限を近似する..だから,収束する.また,

だから,各項にからまでの場合の級数を足して,

を代入すると,

5.5.2 Exercises

Exercise 5.5.12

で有界となるようながあるとき,は収束すると示せ.
proof.

有界性から,を満たす実数が存在する.
したがって.

comparison test for improper integrals より示せた.

なぜかCauchyの主値積分がExerciseにあるがそれはまた明日

2017年6月11日日曜日

Linear Algebra (D. Cherney et al.) 6日目

CC BY-NC-SA 3.0

7.1 Linear Transformation and Matrices

7.1.1 Basis Notation

任意の行列もまたベクトル空間を成すから,ある縦ベクトルで表現したり,の元を標準基底でない基底によって表現したいときがある. これを実現するのがbasis notation.
基底を選んで,それぞれの係数を与えれば,
(行列の積)によっての任意の元を表現できる.を固定すれば,の次元と同じ次元の縦ベクトルでもとのベクトル空間の元を表現できる.

Example 77 (A basis for a hyperplane)


という超平面を考える.基底

を選ぶ.
の元はを選んでで表現できるから,を標準基底とすると

基底で表現されたベクトルを別の基底のベクトルに変換することは,線形連立方程式を解くことに等しい.

Example 78 (Pauli Matrices)


の基底は,

とすれば,で与えられる.

で表現する.とすると,
したがって,

7.1.2 From LInear Operators to Matrices

を表現する行列は,の基底のとり方によって異なる.
の基底を,の基底をとすると,

を満たす係数があって,

が成立する.

Example 80


と基底を定めると


から,に対する微分演算子の行列表現は

Basic Analysis (Jiri Lebl) 18日目 微積分学の基本定理

CC BY-NC-SA 3.0

Chapter 5 The Riemann Integral

5.3 Fundamental theorem of calculus

5.3.1 First form of the Theorem

Theorem 5.3.1

が連続で,上微分可能とする.で,であれば,

proof.

の分割とする.において平均値の定理より

をみたすがある.積分の定義で使った記法をまた使うと,

が成立しており,足し合わせて

が成立する.以外は打ち消し合って,となる.したがって,

が任意の分割に成立する.左辺の, 右辺のは存在してから,その値は等しい.
以上よりたしかにが成立する.

5.3.2 Second form of the Theorem

Theorem 5.3.3

であるとき,

とすれば上連続であり,で連続ならで微分可能で
proof.

は有界だからなるがある. ならば

よっては連続.
が連続とする.したがって

よってならば

のときは逆の不等式が成立する.したがってなら

ここで

だから,

は任意だから,たしかに.

Remark 5.3.4

Theorem 5.3.3と同じ条件で,としたとき,

proof

Theorem 5.3.3の証明において,と書き換えればそのまま成り立つから成立.

5.3.3 Change of variables

Theorem 5.3.5 (Change of varibales)
は微分可能で導関数は連続とする.で,が連続なら,

proof. 略