2017年5月24日水曜日

Basic Analysis (Jiri Lebl) 三日目 数列とその収束の定義

CC BY-NC-SA 3.0

Chapter 2 Sequences and Series

2.1 Sequences and limits


Definition 2.1.2

数列に収束する


Example 2.1.4


proof.
任意のについて,アルキメデス性から, なるがある,このをそのまま使えば確かに成立.


Proposition 2.1.6

収束列の極限は一意である.
proof.
の極限とする. なら, とする.仮定より,なるが存在する.一方このについて これはに収束するという仮定に反する.背理法によって示せた.


2.1.1 Monotone sequences

Definition 2.1.9 単調列(monotone sequence, monotonic sequence)

が単調増加(increasing)

が狭義単調増加(strictly increasing)

単調減少,狭義単調減少も同様に定義する.


Theorem 2.1.10

単調列が有界である は収束する.
proof.

単調増加として一般性を失わない.有界性よりが存在する.上限の定義から

ならばであって, が成立.よってに収束する.


Prop 2.1.7 (略)


2.1.2 Tail of a sequence

Definition 2.1.14

について,-tail () あるいは単にtail とは,あるいはのことである.

Proposition 2.1.15

について,以下の3つは同値.
(i) は収束する
(ii) は任意ので収束する
(iii) はあるで収束する

proof.
(i) (ii)

極限をとする.
(i)
このを固定して考えたとき, よって示せた

(ii) (iii)

自明

(iii) (i)

(iii)
このを固定して考えたとき, とすると,
よって示せた

以上により命題が示せた.


2.1.3 Subsequences

Definition 2.1.16

を数列とする, 狭義単調増加する自然数列とする.このとき

の部分列という.

Proposition 2.1.17

に収束する収束列とすると,任意の部分列はに収束する
証明略

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