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2017年5月21日日曜日

Basic Analysis (Jiri Lebl) 一日目 実数の定義 1

Chapter 1. Real Numbers

実数を公理的に定義する

Definition 1.1.1

(i) xS  xx
(ii) xy and yzxz
(iii) xy and yxx=y
(iv) x,ySxy or yx
これらの命題を(i): 反射律 (ii): 推移律 (iii): 対象律 (iv): 全順序律という.

S を順序関係とする順序集合である
(i),(ii),(iii),(iv)をすべて満たすSとその関係の組(S,)を全順序集合という.
(本では < の関係を考えていたが,こっちのほうが標準的だろう.)

Definition 1.1.2

全順序集合Sと部分集合Eにおいて, bSxE  xb なるbがあるとき,bEの上界といい, Eは上に有界という. またb0Eの上界であり,かつb0bならbEの上界であるとき,b0Eの上限といい,supEと書く. 下界,下への有界,下限もほとんど同様に定義し, Eの下限を infEと書く.

Definition 1.1.3

Sの任意の上に有界かつ空でない部分集合Eが常に上限を持つという性質をleast-upper-bound propertyとかcompleteness(完備性) という.

Example 1.1.4

{xQ|x2<2} の上限はS=R とみると 2R だが,2Q から,有理数全体の集合は完備でない.

Definition 1.1.7

Fが順序体である
Fは体であり,かつ
(i) x,y,zF,x<yx+z<y+z
(ii) x,yF,x>0,y>0xy>0

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