Chapter 1. Real Numbers
実数を公理的に定義する
Definition 1.1.1
(i)
(ii) and
(iii) and
(iv) or
これらの命題を(i): 反射律 (ii): 推移律 (iii): 対象律 (iv): 全順序律という.
が を順序関係とする順序集合である
(i),(ii),(iii),(iv)をすべて満たすとその関係の組を全順序集合という.
(本では の関係を考えていたが,こっちのほうが標準的だろう.)
Definition 1.1.2
全順序集合と部分集合において, で なるがあるとき,をの上界といい, は上に有界という. またがの上界であり,かつならがの上界であるとき,をの上限といい,と書く. 下界,下への有界,下限もほとんど同様に定義し, の下限を と書く.
Definition 1.1.3
の任意の上に有界かつ空でない部分集合が常に上限を持つという性質をleast-upper-bound propertyとかcompleteness(完備性) という.
Example 1.1.4
の上限は とみると だが, から,有理数全体の集合は完備でない.
Definition 1.1.7
体が順序体である
は体であり,かつ
(i)
(ii)
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