2017年8月10日木曜日

MIT OCW, Fundamentals of Probability 20日目 確率過程I

David Gamarnik, and John Tsitsiklis. 6.436J Fundamentals of Probability. Fall 2008. Massachusetts Institute of Technology: MIT OpenCourseWare, https://ocw.mit.edu. License: Creative Commons BY-NC-SA.

Lecture 20. The Bernoulli and Poisson Processes

stochastic process(確率過程)の議論をする準備ができた.
discrete-time stochastic processは共通したprobability space 上のrandom variableの列である. あるいは,を引数に取る関数で,任意のというrandom variableということであって,またを固定したときにはの関数(“time function”,とか “sample path”, “trajectory”という)と見ることも出来る.

1. The Bernoulli Process

Bernoulli processではで,全てがi.i.d.である.とすると,であって

である.ただしはPMFとする.
またを最初に試行が成功するまでの試行数とすると,であって,

である.

1.1 Stationarity and Memorylessness

Bernoulli processには特有の構造が有る.

Bernoulli process を考える.ある自然数を固定して,とすると,と同じdistributionを持ったBernoulli processである. より厳密には,と同じdistributionを持っている.この性質をstationarity(定常)性という.
また,より強い性質も成り立つ.の値が与えられても,は変化しない.形式的には

である.(1)の等式をmemoryless(無記憶)性という.(2)の等号はstationarity propertyの言い換えである.

1.2 Stopping Times

1.1では観測を始める時刻をに固定して議論したが,観測を始める時間がまた確率的に決まる場合を考える.は非負整数値をとるrandom variableとして,を議論する. は一般にと同じパラメータのBernoulli processではない. 例えばとするとである.この不等号はの実現値が決まってから,すなわち”未来を見て”決めたことに起因している.
一方がcausallyに決まるとき,つまり過去か現在のprocessのみから決まるとき,形式的には

Definition 20-1

stopping timeである
任意のについて,というeventが起きるか否かが,の顕れに寄ってのみ決まる
またこのとき,任意のという関数があって,

が成立する.

として,がstopping timeであるときにはmemorylessnessより強い性質を持つ.

したがってがstopping timeであればはまたBernoulli processである.

1.3 Arrival and Interarrival Times

th arrival timeといい, th interarrival timeとする.
はgeometricで,またstopping timeだから,もまたBernoulli processである. はもとのprocessのsecond interarrival timeだがのfirst arrival timeであって,よってはgeometricである.さらに,新しいprocessはと独立であって,もまたと独立である.特にとも独立である.
上の段落の議論を繰り返すと,はi.i.d. geometricであることがわかる.結果,のi.i.d. geometricの和だから,として,

である.こののPMFをPascal PMFという.

1.4 Marging and Splitting of Bernoulli Processes

は独立なBernoulli processで,パラメータはそれぞれとする. を,の”merged” processとして,と定義する.

だから,であって,はまたBernoulli processとなる.

また,というprocessを”Splitting”するprocessも考えられる.となったらコインを投げ(),その結果を記録していく仮定を考える.
形式的にはとして

とする.はパラメータのBernoulli processであり,はパラメータのBernoulli processである. dependentである.特に
である.

2. The Poisson Process

Poisson processはBernoulli processの連続時間への近似と考えることが出来る.時刻0から観測を初めて,時刻までに起きた成功の回数をrandom variableとする.つまり,とし,の間の成功の回数とすると,はpoisson過程である.
あるを固定して,を時刻におけるの現れとする.これはで成功しているならその点で不連続であり,右連続である:.
Bernoulli processと同様にいくつかのrandom variableを定義する.

さらにとする.
として,Poisson processは以下の性質によって定義される.
(a)

互いに素な区間たちがあって,その中で成功が起こる回数はindependentである.形式的には,
で,はindependentである.これはBernoulli processの試行の独立性の近似である.

(b)

ある区間における成功の回数のdistributionはと区間の長さのみによって決まる.形式的には,ならば

である.

(c)

という関数があって,

かつ任意の

である

はテイラー展開の2次以降の項を捉えるために導入される.

2.1 The Distribution of N(t)

を固定して,のclosed form expressionを考える.という区間を,同じ区間に複数の成功がないように細かく区切って,Bernoulli processで近似する.
大きなを一つ選び,とする.を長さごとに区切り,個の”slot”をつくる. 少なくとも1つの成功があるslotにある確率は

である.ただしである.
を固定して,以下のeventたちを定義する.

A: でちょうど回成功する
B: ちょうど個のslotがそれぞれ1つ以上の成功をもつ
C: 少なくとも1角slotが2つ以上の成功を持つ.

が起きない限り一致する.

であって

が成立する.ここで

右辺はに収束するから,に収束する.
成功があったslotの個数はbinomial distributionに従い,そのパラメータはであって,

が成立する. とすると,Lec.6と同様の計算で,右辺はPoisson PMFに収束し,

が成立する.これはをパラメータとするPoisson random variableであることを示している.またである.

2.2 The distribution of

Bernoulli processと同様に, interarrival times がi.i.d. でexponentialなrandom variableであることを示す.

2.2.1 First argument


である.これはexponentila CDFだから,

とPDFが得られる.
, または十分小さい正数とする.このとき十分狭い区間では複数個の成功は起こらないという仮定のもとで

両辺をで割ってとすれば

を得る.よってはindependentで,同じexponential distributionをもつ. 繰り返して,はi.i.d.で,共通したパラメータをもつexponential distributionに従う.

2.2.2 Second Argument

簡単のため,とする.として,

両辺を微分して,

が成立する.よって,を決めると,上uniformである.すなわち,2回目の成功が起きるまでの時刻,1回目の成功が起きうる時刻は同様に確からしい.
とすると,

である.

2.2.3 Alternative Definition of the Poisson Process

はi.i.d. でを共通のパラメータのexponential distributionをもつとする. 成功した時刻を記録していくとして,この定義はまたPoisson processの定義(a),(b),(c)を導く.

2.3 The Distribution of

個ののi.i.d.なrandom variableの和だから,PDFは畳み込みを繰り返して構成できる. PDFのもう一つの導出方法を述べる.
小さな区間で2つ以上成功する可能性を無視すると,

両辺をで割ってとし,

が言える.これを自由度GammaErlang(アーラン) distributionという.
他の導出に,に,というeventが

というeventと同じであることを考えれば,CDFは

であって,のPDFはこれを微分することで得られる.

2017年8月9日水曜日

MIT OCW, Machine Learning 02日目 SVM

Rohit Singh, Tommi Jaakkola, and Ali Mohammad. 6.867 Machine Learning. Fall 2006. Massachusetts Institute of Technology: MIT OpenCourseWare, https://ocw.mit.edu. License: Creative Commons BY-NC-SA.

The Support Vector Machine

大きなgeometric marginがあって線形分離できるという仮定のもとで,有限回の繰り返しでそのようなlinear classifierを与えられることを見た.Support Vector Machine(SVM)は繰り返しでなく直接そのようなlinear classifierを与える. まず,正しく線形分離を行うclassifierを見つけて(fig.1a),それからgeometric marginが最大になるようにを調節する(fig.1b).このような解は一意である.

figure 1

より形式的には,geometric marginを最大化する最適化問題となる. すなわち,がすべてのtraining dataに成立するという制約条件のもとで,を最大化する. を最大化する代わりに,逆数を最小化する問題とすることもできる.
の両辺をで割って

となる.この問題の解はのそれぞれの値を与えず,の定数倍によって得られるdecision boundaryは変わらないから,としてよい.以上から,結局

という最適化問題を解くことになる. この最適化問題はstandard SVM formであり,quadratic programming problem(目的関数が線形制約のもとのパラメータの二次関数)である. この解として得られるgeometric marginはである. decision boundaryとgeometric marginはという設定によって変化していない.

General Formulation, Offset Parameters

パラメータにoffset term を加えることで,decision boundaryが必ずしも原点を通らなくとも良くなる. このときclassifierは

separating hyperplaneはなるの集合である.の導入によって,原点を通るlinear classifierよりも大きなmarginを取れるようになることが有る. の導入によって最適化問題は

となる.は制約項においてだけ考慮する. はまさしくgeometric marginを最大化するためにのみ導入されるのである.

Properties of the Maximum Margin Linear Classifier

Benefits

解はtraining dataが与えられるたびに一意に決まり,geometric marginが最大になるようにboundaryを引くから,データのノイズに対して頑強である. さらに,marginの上のexampleたち(support vectors)のみによってパラメータは決まる(これが利点であるか否かを言うには,classifierの良さをより形式的に測る方法を議論する.).

training examplesのみが与えられたときのclassifierの性能をはcross-validationによって計量される. これは単純に,training dataのある部分集合だけを使ってclassifierを訓練し,そのclassifierが選ばれなかったtraing examplesに対する成績を計測していくのである. leave-one-out cross-validationはそのような方法の一つで,traing dataから1つだけexampleを取り出して訓練を行い,取り出されたexampleを正しく判別できたか否かをたしかめ,これをtraing data全てに繰り返す. 右肩にを置くことで番目のexampleを取り出して訓練したときのパラメーターを表すとすると,

である.ただし とする. leave-one-out CV errorが低いとよくgeneralizeできていると考えられるが,保証されているわけではない.
maximum margin linear classifierにおいて,あるexampleを除いて訓練を行ってそのexampleを判別し損ねるというのは,そのexampleがsupport vectorであるときであって,

である. よって,support vectorが少ないほどよい.これを解のsparse(疎)性質という.

Problems

たった一つのexampleであっても,labelが間違っていると完全にmaximum margin classifierを変化させてしまう.

Allowing Misclassified Examples, Relaxation

labelを間違えることはよく有ることだから,これに弱いというのは致命的なので,mislabelに強くする工夫が必要である. うまく判別できないデータが与えられたとして,それがmislabelによるのか,あるいは線形分離不可能だからなのかを知ることは困難である. どちらにせよ, traing exampleに対する正確性と,未知のexampleに対する正確性にはトレードオフの関係が有ることを肝に銘じなければならない.
maximum margin classifierをmislabelに頑強にする最も単純な方法の一つにslack variableの導入が有る. それぞれのexampleに対して,どれほどmarginの内側に来てしまうかを計量し,それのtraing dataの和を小さくするようにobjective functionに付け加えるのである.形式的には

となる.がslack variableである. example がmarginを内側にはみ出るときとなって,objective functionにを加え,の最少化を阻害し,未知のdataに対する頑強さを減じる. を小さくするとよりmislabelに強いが未知のexampleに弱く,を大きくするとmislabelに弱いが未知のexampleに強くなる.が極端に大きくなると,slack variableを考えないのと同じことになる.

MIT OCW, Fundamentals of Probability 19日目 大数の法則と中心極限定理

David Gamarnik, and John Tsitsiklis. 6.436J Fundamentals of Probability. Fall 2008. Massachusetts Institute of Technology: MIT OpenCourseWare, https://ocw.mit.edu. License: Creative Commons BY-NC-SA.

Lecture 18. Laws Of Large Numbers

1. Useful Inequations

Markov Inequality

が非負なrandom variableなら

proof.


が必ず成立する.両辺のexpectationを考えれば直ちに成立.

Chevbyshev Inequality

proof.

Markov inequalityで,, とすれば直ちに成立.

2. The Weak Law of Large Numbers

expectationは無限回の試行の結果の平均と考えることが出来る. “有限回の試行の結果の平均(sample mean)はexpectationに近づく”ということの定式化がlaw of large numbers (大数の法則)である.
大数の弱法則と大数の強法則があり,後者は前者を導く.大数の強法則を僅かに弱くして証明し,弱法則をも導く.まずalmost sure convergenceの証明に使う補題を示す.

Proposition 19-1

をrandom variableの列とする.独立性は仮定しない.
(i)
(ii)

proof.

(i)
がmonotone conergence theoremから成立し,ゆえにというrandom variableは確率1で有限. したがってであり,.
(ii)
任意のを取ってとする. Borel-Cantelli lemmaからすなわちというeventは確率1で有限回のみ起こる. したがってが任意のに成立する.は単調でに収束する.よって

Theorem 18-1 The Weak Law of Large Numbers (証明略)

がi.i.d.でならば,とすると

Theorem 19-1 The Strong Law of Large Numbers

Theorem 18-1の仮定のもとで

proof.

を前提に加える. このとき. から

を仮定し,を示す.
まず

であって,i.i.d.だから,random variableたちの少なくとも1つが他のすべてのrandom variableと異なるとき. したがって,上の式で出ない項はあるいはという形をしている. となる通りで,となるの組み合わせは通りある.以上から

が成立する.を代入して,expectationをとってを考えればが成立する.ゆえに

したがって

ゆえには確率1でに収束し,もそうである.これがStrong law of large numbersの主張するところだった.
である場合,にa.s.収束することはにa.s.収束することだから,成立.

の仮定を外した場合の証明は省略する.

18-3 The Central Limit Theorem (中心極限定理)

Theorem 18-2 Central Limit Theorem, CLT

がi.i.d.で,そのexpectationとvarianceをそれぞれとする.とすると,

にdistribution convergenceする.

proof.

簡単のためとする. 1,2次のmomentが有限であることから,において2回微分可能である.

と書ける.のcharacteristic functionは

という形をしていて,を固定しての極限はである.これはのcharacteristic functionに等しい.から,たしかにdistribution convergenceが言えた.

CLTはのPDFはCDFについて何も言っていないが,以下の2つの命題が成り立つ.
(a)

が成立するがあるとき,で連続で
のPDFのPDFに一様収束(各点収束)する.すなわち

である.

(b)

を定数,を整数として,という値を取り,とする. という形のに,

である.

19-2. The Chernoff Bound

はi.i.d.で,とする.とする. (weak) law of large numbers から, が任意ので成立.この収束を上下から押さえる関数を与えたい.

19-2.1 Upper Bound

として,で成り立つとする.
. 任意のにMarkov inequalityを使って,

(では右辺がになってしまうが不等号自体は成立する)
とともに指数的に減少することがわかったが,を操作してより狭い境界を与える.

Theorem 19-2 (Chernooff Upper Bound) (証明略)

あるならば,

では
また

をとり,微分係数は正だから,十分小さいで正の値を取る. であって,を固定するとによって指数的に減少する.

Example

について,. したがって これの最小値は.これは

を与える.

19-2.2 Lower Bound

Assumption 19-1.

(i)
(ii) random variable はcontinuous で, PDFは
(iii) は有限の上限,下限を持たない.すなわち

Theorem 19-3 (Chernoff Lower Bound)

Assumption 1のもとで,任意の

2017年8月8日火曜日

MIT OCW, Fundamentals of Probability 18日目 確率変数の収束の関係性

David Gamarnik, and John Tsitsiklis. 6.436J Fundamentals of Probability. Fall 2008. Massachusetts Institute of Technology: MIT OpenCourseWare, https://ocw.mit.edu. License: Creative Commons BY-NC-SA.

Lecture 17. Convergence of Random Variables

3. The Hierarchy of Convergence Concepts

Theorem 17-2


最初の2つの矢印の両辺では,すべてが同じprobability space上のrandom variableと仮定している.

proof.

(a)
を固定して,とする.ならばであって,が定数で抑えられることを考えればDCTより
(測度1で)
一方でから,が任意のに言えて,したがって

(b) (略)
(c)
のもとで,Theorem 17-1から,あるprobability space上のが有って,である. 任意の

(1): DCTと (Lec. 16, 4(f))

それぞれの矢印の逆命題を議論する.

3.1 Convergence Almost Surely Versus in Probability


,またはindependentとする.このときである.一方Borel-cantelliの補題から, () ゆえにほとんどすべてのに収束しない.
しかし,より弱い命題は成立する.すなわち,のときには,部分列があって,である. (証明略)
例えば上の例でとするとであって,Borel-Cantelliの補題から だから,たしかに.

3.2 Convergence in Probability Versus in Distribution


定数でないi.i.d.とする.このとき明らかにであって,一方を固定してに関係なく確定した非負実数値を取りうる.すなわちにconverge in probability しない.
ただしである.(証明略)

3.3 Convergence in Distributuion Versus Characteristic Functions

最後に,Theorem 17-2の最後の矢印の逆は必ず成立する.つまり同値関係である.以下の定理は,characteristic functionが似ているrandom variableはdistributionも似ていると主張する.

Theorem 17-3 Countinuity of inverse transfroms (証明略)

はrandom varirableとする.

さらに,
(i) characteristic functionたちに各点収束し
(ii) さらにその極限があるrandom variableのcharacteristic functionである
という命題は非常に便利である.(i)のもとで(ii)が成り立つ条件をTheorem 17-4は主張する.

Theorem 17-4 Continuity of inverse transforms (証明略)

はrandom variableで,をそのcharacteristic functionとする.つまり各点収束極限をとすると,以下のどちらかが成り立つ.
(i) で非連続であり,はconverge in distribution しない
(ii) で連続であり,random variable があって,そのcharacteristic functionは, さらにである.

2017年8月6日日曜日

MIT OCW, Fundamentals of Probability 17日目 確率変数の様々な収束

David Gamarnik, and John Tsitsiklis. 6.436J Fundamentals of Probability. Fall 2008. Massachusetts Institute of Technology: MIT OpenCourseWare, https://ocw.mit.edu. License: Creative Commons BY-NC-SA.

Lecture 17. Convergence of Random Variables

1. Definitions

1.1 Almost Sure Convergence (概収束)

Definition 17-1

almost surely converge (概収束)する
があって,

またこのときと書く.

このときは必ず同じprobability spaceのrandom variableでなければならない. さらに,たちは一般にhighly dependentである.a.s. convergenceが現れる状況は以下の2つである.
(a)

確率的試行を何度も繰り返すとする.回目の試行に,というrandom variableを関連付ける(例えば日目の収入). このときとすると日目までの収入の合計であって,は生涯の収入と考えることが出来る. でうまく定義されている.

(b)

あるrandom variableと,可測関数によって作られる様々なrandom variableがあって,が任意のに成立するときである.例えば.よって

であるとき,dominated convergence theorem(優収束定理)から,

である.一方

は一般には成り立たない.例えば上の一様分布として,

とすると

一方,で,

1.2 Convergence in Distribution (分布収束)

Definition 17-2

をrandom variableとし,CDFをそれぞれとする.converge in distributionする


またこのときと書く.

重要な性質として,
(a)

で連続

(b)

,またとするとだが,である.また,は非連続だから,連続点のみを考えれば.より一般に,また確率1でで,ならば,である.
よってconvergence in distributionは実数の収束とconsistent.

(c)

この定義は,random variableたちのmarginal distributionだけを考えていて,異なったprobability spaceにおけるrandom variableについても,cenvergence in distributionは定義されている.

(d)

がcontinuous random variableで,PDFがにおいて対称とする.とすると,は全て同じdistributionを持っていて,.しかしほとんどすべてので,に収束しない.

(e)

random variableのdistributionがparametric(例えば,であるとき)かつそのparameterが収束して,その収束先によってを定義するとき,である.

(f)

discrete random variableの列がcontinuous random variableにconverge in distributionすることがある.例えばでuniformで,とすると,上のuniform random variableにconverge in distributionする.

(g)

continuous random variableの列がdiscrete random variableにconverge in distributionすることがある.例えばでuniformなら.

(h)

が連続でも,だからといってPDFたちが連続であるとは限らない.

(i)

が整数値を取って,ならば,PMFもまたと各点収束する.

1.3 Convergence in Probability (確率収束)

Definition 17-3

(a) 必ずしも同じprobability spaceのrandom variable列でないconverge in probabilityする


このときと書く.
(b) は同じprobability spaceのrandom variableたちとする. であるとき,にconverge in probabilityするといい,と書く.

また重要な性質に
(b)

というのは,直感的には,が増加するに従ってほとんどすべてのprobability massがの周りの小さな区間に集まってくるということである. 一方を固定するとその小さな区間からはみ出るprobability massがあってそれはslowly decaying tailをもつ(?). このようなtailはexpected valueに大きな影響が有る. よってconvergence in probability は極限のexpected valueを知るのには役立たない.

(c)

で,全てが同じprobability space上のrandom variableならである.

2. Convergence in Distribution

convergence in distributionとalmost sure convergenceの関係を詳しく見ることで,convergence in distributionの意味を把握する.

Theorem 17-1 (証明略)

なら,あるprobability spaceと,以下を満たすその上のrandom variableが存在する.
(a) 任意のが同じCDFをもち,も同じCDFを持つ.
(b)

convergence in distributionでは,random variable たちが独立であるか否かは問題ではなく,同じprobability space上で定義されている必要もない. 一方almost sure convergenceでは,random variableたちの強いdependenceが暗示されている. Theorem 17-1はmarginal distributionの保存を言っているが,たちの間の特別な形のdependenceを導入していて,結果almost sure convergenceが現れる.
このdependenceはcommon random number generatorを使って希望する分布上に定義する.例えば上のuniformly distrubutionとする.
すべてのCDFたちが連続で狭義単調増加するときとすると,(a)を満たしている.またこのときである.これはsection 1.1(b)からわかる.

2017年8月5日土曜日

MIT OCW, Fundamentals of Probability 16日目 特性関数

Lecture 16. Characteristic Functions

1. Equivalence of the Tree Definitions of the Multivariate Normal Distribution

1.1 The definitions

Lec.15の定義を再掲する.

Definition 16-1

nondegenerate (multivariate) normal distributionをもつ


と,joint PDFが書ける.ここでは実ベクトルで,はpositive definateである.

Definition 16-2

(multivariate) normal distributionをもつ


と,行列と実ベクトル,各要素がに従う確率ベクトルで書ける.

Definition 16-3

(multivariate) normal distributionをもつ
任意の実ベクトルについて,がnormalである.

これらの定義が同値であることを証明する.

2. Proof of Equivalence

Lec.15で, def 16-2であればdef 16-3が成立することを学んだ.

Theorem 15-1(再掲)

def 16-2の意味でがmultivariate normalで,とすると
(d) であるとき,によってdef 16-1の意味でもnondegenerate multivariate normalである.

proof.

と仮定する. が存在するとき,Lec.10 2-1から

と書ける.でi.i.d.だから

で,したがって

そこで,

Theorem 16-1

(a) がdef 16-1を満たすとき, def 16-2も満たす
(b) がdef 16-3を満たすとき, def 16-2も満たす と示せば良い

proof.

(a)
仮定のもとで,はpositive definateなので,となるsymmetricながあって(Spectral Decomposition), から, は可逆. とすると,で,さらに

したがってたちはdef 16-1の意味でnormalでかつcovariance matrixが単位行列だからindependentである.
(b)
仮定のもとで,として,これは対称行列だから

3. Whitening of a Sequence of Normal Random Variables

がmultivariate normal vectorとして,基底変換によってをつくるとき,様々な作り方が考えられるが,

とすることが出来る.ただし
(a) はそれぞれ, をもとにから得られる新しい情報と考えることができる.たちをinnovationsという.
(b) conditional expectationは線形写像だから,の線形写像と考えることが出来る. 下三角行列を使ってと書ける.これはによって決定されるということであって,これをからへの変換はcausalであるという.また,もまた下三角行列だから,causally invertibleという.この関係をwhitening filterと呼ぶことが有る.
(c) たちはそれぞれ独立で,これはから言える. またここからはuncorrelatedであることが言えて,さらにともuncorrrelated.normalだからuncorrelated => independent. varianceが0でなければ,varianceが1となるように出来る.
(d) のcovariance matrix は対角行列で,. と,下三角行列と上三角行列に分解することをCholesky factorizationという.

4. Introduction to Characteristic Functions

moment generating function をすでに定義したが,のような場合には意味を持たない(Cauchy distributionを思い出せ). そこでを複素数と考えて,

と定める. がPDF をもつcontinuous random variableとすると,

が成立する.はcomplex-value random variableであるが,三角関数での表示を思い出せば

として計算できる.さらに
(a) が任意のに成立するから,は必ず定義されて,しかもである.
(b) moment generating fucntionの主要な性質はcharacteristic functionと共通する.

Theorem 16-2

(a) とすると,
(b) がindependentなら
(c) がindependentで,が確率に等しく,確率に等しいとき,

(c) Inversion theorem 同じcharacteristic functionをもつrandom variableがあるとき,分布も同じ
(d) がmultivariateなときでcharacteristic functionを定めて,(c)はこれでも成立
(e) がcontinuous でPDFがとすると,

が微分可能な点で成立する.
(f) dominated convergence theoremを,定数関数1に支配される複素数の実部と仮部にそれぞれ使って,
がなら,任意の

(g) ならば

2017年8月2日水曜日

MIT OCW, Fundamentals of Probability 15日目 モーメント母関数2

David Gamarnik, and John Tsitsiklis. 6.436J Fundamentals of Probability. Fall 2008. Massachusetts Institute of Technology: MIT OpenCourseWare, https://ocw.mit.edu. License: Creative Commons BY-NC-SA.
[TOC]

Lecture 14. Moment Generating Functions

2. Sum of a Random Number of Independent Random Variables

をi.i.d. なrandom variableの列とする.meanは, varianceはとする.を非負整数をとる別のrandom variableとする. とし,の様々な統計量を考える.
まず

さらに, law of total varianceによって

まただから,

Example

はexp()に従う独立なrandom variableとする.またとすると


このように,はパラメータのexponential random variableのmoment generating functionと一致する.
cf.

とすると,

inversion theoremから.exponential random variableの有限和はexponential出ないことを考えると驚くべき結果である. 後にPoisson processの視点から直感的な説明を与える.

3. Transfroms Associated wtih Joint Distributions

にjoint distribution(joint PDF)があるとき,が導ける.これはmarginal distribution の変換で,もう一方のrandom variableとの関係性を保存しない. の関係を保存する変換を述べる. について,を実数のパラメータとすると,associated multivariate transform変数関数

と定める.