2017年8月8日火曜日

MIT OCW, Fundamentals of Probability 18日目 確率変数の収束の関係性

David Gamarnik, and John Tsitsiklis. 6.436J Fundamentals of Probability. Fall 2008. Massachusetts Institute of Technology: MIT OpenCourseWare, https://ocw.mit.edu. License: Creative Commons BY-NC-SA.

Lecture 17. Convergence of Random Variables

3. The Hierarchy of Convergence Concepts

Theorem 17-2


最初の2つの矢印の両辺では,すべてが同じprobability space上のrandom variableと仮定している.

proof.

(a)
を固定して,とする.ならばであって,が定数で抑えられることを考えればDCTより
(測度1で)
一方でから,が任意のに言えて,したがって

(b) (略)
(c)
のもとで,Theorem 17-1から,あるprobability space上のが有って,である. 任意の

(1): DCTと (Lec. 16, 4(f))

それぞれの矢印の逆命題を議論する.

3.1 Convergence Almost Surely Versus in Probability


,またはindependentとする.このときである.一方Borel-cantelliの補題から, () ゆえにほとんどすべてのに収束しない.
しかし,より弱い命題は成立する.すなわち,のときには,部分列があって,である. (証明略)
例えば上の例でとするとであって,Borel-Cantelliの補題から だから,たしかに.

3.2 Convergence in Probability Versus in Distribution


定数でないi.i.d.とする.このとき明らかにであって,一方を固定してに関係なく確定した非負実数値を取りうる.すなわちにconverge in probability しない.
ただしである.(証明略)

3.3 Convergence in Distributuion Versus Characteristic Functions

最後に,Theorem 17-2の最後の矢印の逆は必ず成立する.つまり同値関係である.以下の定理は,characteristic functionが似ているrandom variableはdistributionも似ていると主張する.

Theorem 17-3 Countinuity of inverse transfroms (証明略)

はrandom varirableとする.

さらに,
(i) characteristic functionたちに各点収束し
(ii) さらにその極限があるrandom variableのcharacteristic functionである
という命題は非常に便利である.(i)のもとで(ii)が成り立つ条件をTheorem 17-4は主張する.

Theorem 17-4 Continuity of inverse transforms (証明略)

はrandom variableで,をそのcharacteristic functionとする.つまり各点収束極限をとすると,以下のどちらかが成り立つ.
(i) で非連続であり,はconverge in distribution しない
(ii) で連続であり,random variable があって,そのcharacteristic functionは, さらにである.

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