David Gamarnik, and John Tsitsiklis. 6.436J Fundamentals of Probability. Fall 2008. Massachusetts Institute of Technology: MIT OpenCourseWare, https://ocw.mit.edu. License: Creative Commons BY-NC-SA.
Lecture 17. Convergence of Random Variables
1. Definitions
1.1 Almost Sure Convergence (概収束)
Definition 17-1
がにalmost surely converge (概収束)する
があって,
またこのときと書く.
このときは必ず同じprobability spaceのrandom variableでなければならない. さらに,たちは一般にhighly dependentである.a.s. convergenceが現れる状況は以下の2つである.
(a)
確率的試行を何度も繰り返すとする.回目の試行に,というrandom variableを関連付ける(例えば日目の収入). このときとすると日目までの収入の合計であって,は生涯の収入と考えることが出来る. はでうまく定義されている.
(b)
あるrandom variableと,可測関数によって作られる様々なrandom variableがあって,が任意のに成立するときである.例えば.よって
であるとき,dominated convergence theorem(優収束定理)から,
である.一方
は一般には成り立たない.例えばを上の一様分布として,
とすると
一方,で,
1.2 Convergence in Distribution (分布収束)
Definition 17-2
をrandom variableとし,CDFをそれぞれとする.がにconverge in distributionする
またこのときと書く.
重要な性質として,
(a)
はで連続
(b)
,またとするとだが,である.また,では非連続だから,連続点のみを考えれば.より一般に,また確率1でで,ならば,である.
よってconvergence in distributionは実数の収束とconsistent.
(c)
この定義は,random variableたちのmarginal distributionだけを考えていて,異なったprobability spaceにおけるrandom variableについても,cenvergence in distributionは定義されている.
(d)
がcontinuous random variableで,PDFがにおいて対称とする.とすると,は全て同じdistributionを持っていて,.しかしほとんどすべてので,はに収束しない.
(e)
random variableのdistributionがparametric(例えば,であるとき)かつそのparameterが収束して,その収束先によってを定義するとき,である.
(f)
discrete random variableの列がcontinuous random variableにconverge in distributionすることがある.例えばがでuniformで,とすると,は上のuniform random variableにconverge in distributionする.
(g)
continuous random variableの列がdiscrete random variableにconverge in distributionすることがある.例えばがでuniformなら.
(h)
とが連続でも,だからといってPDFたちが連続であるとは限らない.
(i)
が整数値を取って,ならば,PMFもまたと各点収束する.
1.3 Convergence in Probability (確率収束)
Definition 17-3
(a) 必ずしも同じprobability spaceのrandom variable列でないがにconverge in probabilityする
このときと書く.
(b) は同じprobability spaceのrandom variableたちとする. であるとき,はにconverge in probabilityするといい,と書く.
また重要な性質に
(b)
というのは,直感的には,が増加するに従ってほとんどすべてのprobability massがの周りの小さな区間に集まってくるということである. 一方を固定するとその小さな区間からはみ出るprobability massがあってそれはslowly decaying tailをもつ(?). このようなtailはexpected valueに大きな影響が有る. よってconvergence in probability は極限のexpected valueを知るのには役立たない.
(c)
で,全てが同じprobability space上のrandom variableならである.
2. Convergence in Distribution
convergence in distributionとalmost sure convergenceの関係を詳しく見ることで,convergence in distributionの意味を把握する.
Theorem 17-1 (証明略)
なら,あるprobability spaceと,以下を満たすその上のrandom variableが存在する.
(a) 任意のにとが同じCDFをもち,とも同じCDFを持つ.
(b)
convergence in distributionでは,random variable たちが独立であるか否かは問題ではなく,同じprobability space上で定義されている必要もない. 一方almost sure convergenceでは,random variableたちの強いdependenceが暗示されている. Theorem 17-1はmarginal distributionの保存を言っているが,たちの間の特別な形のdependenceを導入していて,結果almost sure convergenceが現れる.
このdependenceはをcommon random number generatorを使って希望する分布上に定義する.例えばを上のuniformly distrubutionとする.
すべてのCDFたちが連続で狭義単調増加するときとすると,(a)を満たしている.またこのときである.これはsection 1.1(b)からわかる.
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