David Gamarnik, and John Tsitsiklis. 6.436J Fundamentals of Probability. Fall 2008. Massachusetts Institute of Technology: MIT OpenCourseWare, https://ocw.mit.edu. License: Creative Commons BY-NC-SA.
Lecture 14. MOMENT GENRATING FUNCTIONS
モーメント母関数.Laplace変換とか出てきたから飛ばす.そのうちやりたい(願望)
Lecture 15. MULTIVARIATE NORMAL DISTRIBUTIONS
1. Background On Positive Definate Matrices
Definition 15-1
はの正方行列とする.
(a) がpositive definate(正定値) である
このときと書く.
(b) がnonnegative definate(半正定値) である
このときと書く.
以下の事実は有名である.
(a) symmetric matrixは個の実eigenvalueを持つ.
(b) positive definate ならeigenvalueは個存在し全て正.
(c) nonnegative definateならeigenvalueは個存在し全て非負
(d) symmetri matrixの全てのeigenvalueにはそれぞれ実eigenvectorがあって,異なったeigenvalueに対応するeigenvectorは直行し,複数eigenvalueが重複しているときその重複度の分直行するeigenvectorがある.
(e) 以上から,symmetric definateなら基底変換によって対角化出来る.
上の事実から, spectral decomposition(スペクトル分解) が得られる.すなわち
任意の対称行列は,をのeigenvalue, をそれぞれのeigenvalueに対応するeigenvectorとすると,
と書ける.また,nonnegative definite matrixであるならだから平方根が実数で,
が定義できる.このとき(a) はsymmetric
(b) である.をのsymmetric square rootという.
(c) のeigenvalueたちはである.よって,がpositive(nonnegative) definite がpositive(nonnegative) definite.特にがpositive definiteならばで,
が定義できて, ゆえ, である.
2. DEFINITION OF THE MULTIVARIATE NORMAL DISTRIBUTION
全ての要素がrandom variableであるベクトルをrandom vectorと呼び.全ての要素がrandom variableである行列をrandom matrixと呼ぶ.
multivariate normal distributionの表現方法3つを取り上げ,それらの同値性を確かめる.最初に,最もわかりやすいがいろいろな操作が面倒な表現を与える.
Definition 15-2
random vector がnondegenerate (multivariate) normal distributionをもつ
joint PDF が,あるベクトルとpositive definite で
と書ける.
さらに,操作が簡単な生成的な定義を与える.
Definition 15-3
random vector が (multivariate) normal distributionをもつ
あるmatrix とベクトル, そして要素がに独立に従うランダムなベクトルによって,
と書ける.
最後に与える定義は最も難しいが,最も美しいと言う人もいる.
Definition 15-4
random vectro が(multivariate) normal distributionをもつ
任意のベクトルにrandom variable がnormal.
Definition 15-2でnondegenerateという語を使ったが,これはという意味である.はNormalだが,これはDef. 15-2の方法では表現できないので,nondegenerateという制限を加えている.
3. MEANS AND COVARIANCES OF VECTOR RANDOM VARIABLES
Definition 15-5
random vector のexpectationを
とする.同様にrandom matrix についてもexpectationを
とする.random vector があるとき,covariance matrix(分散行列, 分散共分散行列)を,
と定める.の成分はである.
4. KEY PROPERTIES OF THE MULTIVARIATE NORMAL
Theorem 15-1 (証明略)
がmultivariate normalであるとする.は第要素の平均と考えることが出来る.このとき
(a) はnormalで,平均は
(b)
(c) が行列で,とする.はdef. 3の意味でmultivariate normalであって,平均は, covariance matrixはである.
(d) ならはnondegenerate multivariate normalであって,である.
(e) のjoint PDF はの平均とcovarianceだけで決まる
(f) のそれぞれの要素がuncorrelatedすなわちが対角行列それぞれが独立
(g)
かつ ならば(i)
(ii) とすると,はと独立で,またと独立.
(iii)
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