David Gamarnik, and John Tsitsiklis. 6.436J Fundamentals of Probability. Fall 2008. Massachusetts Institute of Technology: MIT OpenCourseWare, https://ocw.mit.edu. License: Creative Commons BY-NC-SA.
Lecture 3. Conditioning and Independence
この節ではprobability spaceとする.また,やそれにindexをつけた集合は特に断らない限りeventで,すなわちとする.
1. Conditional Probability
Definition 3-1.
はであるとする.について,を前提としてが起こるというconditional probability(条件付き確率)をと書き,
である.
Theorem 3-1.
(a)であるとき,であり,任意の互いに素なに
である.
(b) で,上の関数とすると,は上のprobability spaceである.
(c) とする.をの分割,つまり互いに素で総和がであるとすると,
が成立する.
(d) (Bayes’ rule)
とする.がの分割で,常になら,
が成立する.とくにであると,
(e)
任意のについて,
が,conditional probabilityがwell-definedである限り成立する.(である限りということか)
proof.
(a)
は互いに素だから,countable additivityから.上式の最右辺に代入すると,
(b): .またcountable additivityは(a)から直ちに従う.
以下略
2. Independence
の一方の起きることが,もう一方が起きるか否かに関係ないとき,はindependent(独立)という.これを定式化する.
Definition 3-2
(a) A, B がindependent
.
とくになら,である.
(b) :(有限でも可算でも非可算でもよい)を添え字集合とする集合族について,この集合族に属するeventたちは独立である
任意のに,
(c) が-fieldであるとき,の任意の組み合わせでがindependentであるとき,はindependentであるという.
(d) の-fieldである部分集合たちの属の独立性も(b),(c)を組み合わせて定義できる.
Theorem 3-2
はともに積集合について閉じたmeasurable setの族とする.
が任意のに成立するとき,はindependentである.
proof. 略
3. The Borel-Cantelli Lemma
Definition 3-3
について,「が無限回生じる」というeventは,無限に多くのに属するようなたちの集合であって,
と書く.(i.o. : infinitely often)
Borel-Cantelliの補題の証明のためにlemmaを導入する.
Lemma 3-1
が任意のに成り立ち,ならば
Theorem 3-3 (Borel-Cantelli lemma)
とする.
(a)
(b)
proof.
(a) から
任意のにだから,
よって
(b) とする.である.を示す.
を固定し,とする.独立性から
仮定より.Lemma 3-1を
に適用し,.したがって
が成立する.
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