2017年7月14日金曜日

Gamarnik, Tsisiklis. Fundamentals of Probability 09日目 連続確率変数の条件付き確率

David Gamarnik, and John Tsitsiklis. 6.436J Fundamentals of Probability. Fall 2008. Massachusetts Institute of Technology: MIT OpenCourseWare, https://ocw.mit.edu. License: Creative Commons BY-NC-SA.

Lecture 9. Continuous Random Variables

2. Conditional PDFs

discrete random variable の場合にはconditional CDFはによって定義された.一方continous random variableの場合はが常に成立するので,単純にdiscreteを拡張するわけには行かない。そこで、の極限と考える.ここで

この式がDef 9-1を動機づける.

Definition 9-1

(a)
があるときののconditional CDFを

なるに定める.
(b)
があるときののconditional PDFを

に定める.
(c)
があるときののconditional expectationを

に定める.
(d)
があるとき,のconditional probabilityを

に定める.

4. Conditional Expectation as a Random Variable

discreteの場合と同様,はまたrandom variableである.すなわち

はrandom variableである.
measurableながあるときである.特にを考えればE[E[X|Y]]=E[X]$である.

4.1 Optimality properties of conditional expectations

を与えられたときののestimation(推測)と考えることが出来る.実際をestimation errorと考えたときこれが他のestimationのすべてのestimation errorのうち最少とするという点で最良のestimationである.

Theorem 9-1

とする.measurable について

である.

proof.

5. Mixed Versions of Bayes’ Rule

をまだ観測されていないrandom variableで, CDFは既知なとする.と独立でないrandom variable があって,そのconditional CDF はであるとする. Yの現れを観測したときを推測することを考える.の具体的な値を1つ推測することもあるが,を条件としたconditional distributionを考えることが多い.これはBayes’ ruleを使って実現できる.
がともにdiscreteであるとき

である.がともにcontinuousであるなら

である.
一方がdiscreteでもう一方がcontinuousである場合を考える. がdiscreteでがcontinuousとし,joint distributionをとおくと

さらに


したがって

のPDFである.
であれば

であって,

と定めて良い.また別の議論で

と示せる.

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