2017年7月14日金曜日

Gamarnik, Tsisiklis. Fundamentals of Probability 08日目 連続確率変数

David Gamarnik, and John Tsitsiklis. 6.436J Fundamentals of Probability. Fall 2008. Massachusetts Institute of Technology: MIT OpenCourseWare, https://ocw.mit.edu. License: Creative Commons BY-NC-SA.

Lecture 8 Continuous Random Variables

1. Continuous Random Variables

random variable:が連続であるとは,CDFが

と書けるようながあるということで,またこののPDF(probability density function)と呼ぶのだった.さらにこのとき,Borel集合

が成立する.

2. Examples

2.1 Uniform

区間を考えて,

とするとはCDFの条件を満たしている.これをと書く.またこれのPDFはである.
またであるとき,probability lawは上のLebesgue measureである.

2.2 Exponential

を固定し,とする.このときはCDFの条件を満たし,そのPDFはである.この分布をと書く.
exponential distributionはgeometric distributionの極限と見ることが出来る.すなわち,を固定してに考えると,これはgeometric CDFに一致する.
直感的には,単位時間ごとに確率で表が出るコインを投げ続け,を初めて表が出るまでの時間の確率変数とするのである.
Exp()はmemorylessness property(無記憶性)という重要な性質を持つ.

Theorem 1

exponentially distributed random variableとする.このとき任意の

が成立する.

proof.

をパラメータに持つexponential random variableとする.

2.3 Normal distribution

パラメータをもつnormal (or Gaussian) distribution

というPDFで定める.これをと略記し,を特にstandard normal distributionという.normal distributionのCDFを解析的に書くことはできないが,standard normal distributionの場合には数票が与えられている.standardでないnormal distributionの場合は簡単な変数変換によって計算できる.すなわちについて,とすると,であるから,

である.ただしのCDFとする.

2.4 Cauchy distribution

というPDFをもつdistributionをCauchy distributionという.

2.5 Power law

discrete power law を離散的に拡張する.
.

3. Expected Values

discreteの場合と同じように,PDF をもつcontinuous random variable にも,expecetd value E[X]を

と定義する.この積分の収束性はが十分条件である.このとき,integrableであるという.
discrete の場合のexpectationについて得られた定理の全てがcontinuousの場合にも成立する.
ただし,総和でなく積分で表現しなければならないものもいくつかある.

Proposition 8-1

を非負なrandom variableとする.すなわち.このとき

proof.

Proposition 8-2

のPDFがとする.がmeasurableならはintegrableであって,

proof.

と,を正の部分と負の部分に分ける.とくにである.

ここで

同様に

足し合わせて

がたしかに成立する.

4. Joint Distributions

という同じprobability spaceのrandom variableの組を与えられたとき,
で,

となるようなmeasurable があるとき,jointly continuousであるといい,をjoint PDFといい,をjoint CDFという.
joint PDFが連続な点で,

が成立する.また,のBorel set に,

が成立する.さらにのLebesgue measure が0ならである.
さて,

だから,にはmarginal PDF

が得られる.
がjointly continuous ならはともにcontinous random variableであることがわかった.
一方,同じprobability spaceのcontinous random variableの組であっても,jointly continousであるとは限らない.

Proposition 8-3

はjoijntly continousで,そのPDFはとする.がBorel measurableかつがintegrableであるとき,

が成立する.

5. Independence

がindependentであるとは,

が成立することと同値であった.
discreteの場合と同様,これと同値な命題がいくつか存在する.

Theorem 8-2

はjointly continousとする.以下は同値である.
(a) X, Y はindependent
(b) 任意のというeventはindependent
(c) 任意の
(d) がそれぞれのPDFであるとき,ほとんどすべての点

proof.
Lec.6とほとんど同様.

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